豊富な資金を武器にエミレーツは大型機を大量に導入しており、日本向けには羽田便が777-300ER(更新機)と777-200LR、成田と関空便がA380で運航しています(時期によって変更あり)。

羽田には777-300ER(更新機)と777-200LRが使われており共に新型シート。新型シートは一長一短で、ビジネスクラスのレベルは下がっている一方、ファーストクラスは上がっています。ビジネスクラスはA380が独立型なのに対して、新型シートは2-3-2の配列なので長距離線としては劣る存在です。

機体	満足度	エコノミー	ビジネス	ファースト	日本路線
A380	高い	○	◎ (独立)	○	多い
777-300ER(更新機)	普通	◎	○ (２列)	◎	普通
777-200LR	普通	◎	○ (２列)	なし	少ない
777-300ER(未更新)	普通	○	○ (２列)	○	少ない

ドバイを経由してヨーロッパの主要都市へ行く際は高い確率でA380が割り当てられるので、日本～ドバイ、ドバイ～ヨーロッパ共にA380を利用する確率が高いでしょう。

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エコノミー

多くの人が利用するエコノミークラスは、ドバイまでの料金がおおよそ10万円前後。シートピッチは79cm~81cmあるので、他の航空会社と同水準の広さで、A380だけは83cmあるのでエコノミーとしてはかなり広いのが特徴です。

Emirates Economy Class Cabin Boeing 777-300ER

パーソナルモニターは10.6インチが標準で、新型の機材であれば13.3インチを搭載。日本語対応の映画も多くあるので長時間のフライトでも問題なく、海外の航空会社としてはかなり充実しています。

プレミアムエコノミー

2022年に新たに登場したプレミアムエコノミー。順次導入が進んでおり2-4-2の配列で、シートピッチは101cmとエコノミーと比べてゆとりのある広さを実現しています。

ビジネスクラス

エミレーツのビジネスクラスは、一般的な2-3-2の配列シートと独立したスタッガードシートに分かれているので、どの機材で飛ぶかは重要なポイント。

こちらは1-2-1のスタッガードで、主にA380で使用されているタイプ。窓側であれば隣に人が居ないのでプライベートな空間でくつろぐことができます。

Onboard Boeing 777-300ER Business Class - Emirates

主に777で使用されているのが、普通タイプで配列は2-3-2。長距離便としては物足りない内容なので、成田・羽田で選ぶのであればA380が飛んでいる成田便がおすすめ。

エミレーツのビジネスクラス特集 >>> H.I.S.

ファーストクラス

エミレーツといえば豪華なイメージがあり、その象徴とされるのがこちらのファーストクラス。エミレーツのファーストクラスは、仕切りが付いた個室タイプで、広々としたパーソナルスペースに大型のモニター、日本ではあまり見ない金を使ったデザインを取り入れるなど、高級感はもちろん独特の世界観を感じることができます。こちらはA380のシート。

777-300ERの新シートは仕切りの高さが天井まで伸びており、よりプライベートな状態で過ごせます。

まとめ

以上が、エミレーツ航空の紹介でした。

拠点のドバイや、その他にもヨーロッパやアフリカへの乗り継ぎでも多く利用され、費用を抑えたい人からビジネスやファーストで贅沢に移動したい人まで様々な利用がある航空会社。フライトが長時間になるのと接客の満足度があまり優れない点はあるものの、機材が全般的に良いのはかなり長所となります。